2006年 5月 1日 (月) 00:39

角スプライン規格 JIS B 1601
by 鶴城屋


JIS B 1601:1996
角形スプライン ― 小径合わせ ― 寸法,公差及び検証方法
Straight-sided splines for cylindrical shafts with internal centering -- Dimensions, tolerances and verification


角スプライン規格について書こうと思います。

規格については JIS規格にて寸法値が定義されており、
設計および加工等も、この寸法値を参考にして行われております。


※用語解説
形 = 1形(経負荷用)と2形(中負荷用)があります。
スプライン幅 = その名の通り「幅」です。
大径 = スプラインの外側(山側)の直径値です。
呼び径 = スプラインの内側(谷側)の直径値です。
数 = スプライン溝の個数。等間隔に設置されるため、6以上が主。


シャフト側に スプライン加工をする場合、
ホブカッター(またはスプラインカッター)で切削する都合上
大径の寸法でセンバン加工をし、
呼び径の値まで切削していくのが一般的です。

穴側に スプライン加工をする場合、
キーシータやスロッター(またはブローチ盤)で切削する都合上
呼び径の寸法でセンバン加工をし
大径の値まで切削していくのが一般的です。


↓資料
http://tsuru-ss.sakuraweb.com/tsuru-ss/data/JIS_B_1601.xls


水色で囲っている数値が、ISO規格でも規定されているものです。
ISOでも使われているものが、多く使われているようです。






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