いわずと知れた
例の、産学連携製造中核人材育成事業「歯車製造コース」の講座です。
昨日と今日、久留米高専まで実習講座です。
平日でしたので、昼間は会社留守にしてました。
ですので、帰ってきたら仕事溜まりまくり…(><;
今回の内容は
「歯面仕上げ」「ハイスホブ切り」「超硬ホブ切り」「歯形解析」です。
「歯面仕上げ」の内容では、焼入れ後の歯車にサーメットホブで歯面仕上げの実習。
焼入れ後の歯車の場合、歯面研削が一般的ですが、
歯面研削にかえて、サーメットホブや超硬スカイビングホブの説明を拝聴し勉強になりました。
「ハイスホブ切り」の内容では、ハイスホブ切り理論及び ヘリカルギア歯切りの実習。
特に ハイスドライカットの実演は 結構衝撃的でした。
「ドライカット= 超硬ホブ&NCホブ盤で行うもの」という先入観がありましたので…(^^;;;
「超硬ホブ切り」の内容では、超硬ホブ切り理論及び 超硬ホブ切りの実習。
超硬ホブ切りの実用例をきき、これまた為になりました。
どういうものかというと、あらかじめ高周波焼き入れを施した材料に、超硬ホブで歯切りをするというもの。
既に「焼き」が入っている硬い材料(ex. S45C 硬度HRc60程度)に、いきなり歯車を切る訳です。
(↑モーターシャフトの製造現場などで、既に実用化されてます)
「焼入れ」をすると「歪み」が発生します。
ですが、既に焼き入れ済みの材料を加工する訳ですから「歪み」を気にする必要がありません。
2度切りをすると かなり精度が良い歯車が出来るようです
(モーターシャフトの実物みましたが かなり歯面が綺麗に仕上がってました)
最後に「歯形解析」の内容では、ホブ切りにおける歯形誤差を解析する手法でした。
幾何学的な理論で、かなり難しかったですが、なんとなく理解しました(^^;
以上、
今回もかなり中身が濃い内容でした。
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by 鶴城屋
│2006/09/22 22:29
│仕事(その他)