小さい町工場には、３連休なんて無縁なの？？？

世間は すっかり３連休です。
弊社も、
本日土曜日は もとから休みにするつもりでした（最近はヒマになってきた為…）が、
予定が空いてしまったので、お昼から機械加工を行いました。

今週を振り返ると、
不良品の再製作があり、会社として あまりいい仕事が出来なかったと思います。

ピニオンギアの 旋盤→歯切→キー加工 の部品ですが、
最終工程のキー溝加工で 不良品になってしまい、
お取引様にご迷惑かけてしまってます。。。m(_ _)m
（加工内容は ２０ミリ幅で 長さ２６０ミリ １８０度対向というものです）

長さ２６０ミリとなると、滅多に加工しないような加工内容ですので、
不良となってしまいました。

「技術者として結果が出せない、無念さ、苛立ち」
を 痛感します。
やはり不良品を出さない努力…
日々研鑽を積まないとならないと感じます。

この再製作の部品は、
予定通りに連休前に作り終わって 月曜日の朝の納品待ちです。


さて、今日は これをしました。


↑先日 材料から切り落としていたものを、歯切加工終わったもの。
　　これのうち７０個ばかりが後加工があるので、再度センバン加工しないとなりません。


↑片側だけ削り終わった状態…
　　歯のところに バリが出てますね。
　　このバリを取り除いてから 反対側を加工するんですが、、、、
　　果物ナイフで一個一個手作業で バリ取りします。
　　（品物が プラスチックなんで ナイフでさくっと取り除けますｖ）


↑加工が終わった状態
　　ベアリングが入ってます。
　　この穴公差が、φ１６Ｈ６ …orz
　　φ１６Ｈ６と言ったら、+0 から +0.011までです。。。（１１ミクロン）
　　もう、公差が厳しいですよね…

加えて、材質がプラスチックなんで、
「削ったときに出る熱による、熱膨張」
「３爪チャックに掴んだときの、チャック圧による変形」
「ＮＣセンバンの加工精度」
を 頭にいれて加工しないといけません。。。

もう、これは、、、、勘！！の世界です (^^;;

普通だったら、φ１６Ｈ６は敬遠しそうなところですが、
弊社は、頑張って精度を出してます。
２ヶ月に１回ぐらい この部品の製作があるので、その積み重ねとも言えますけどね(^^)

しかし、悩みというか問題点がありまして、
果物ナイフで一個一個手作業で バリ取りのほうが
時間が掛かります。。。
片面ずつ 両面とも端面を削ってますんで、
歯のところの部分は どうしてもバリが出ますから、大変（＞＜

いい考えというか、うまく取れる方法を考えてるんですが、
今のところ、いいアイデアが無いです。。。


とまぁ、こんなところで加工をして、夕方は伝票整理して帰宅しました。


---------------------------------------------------------
（有）津留垣什扈�
〒830-0112 福岡県久留米市三潴町９６７−２
　TEL　0942-64-3571
　FAX　0942-64-5441
　tsuru@tsuru-ss.sakuraweb.com
---------------------------------------------------------