今日の加工は、
午後3時ごろから 小型ギアのギア地を加工しておりました(^^
数は40個ぐらいでしょうか…
ギア地製作は、旋盤にて加工しております。
タイトル表題の通り、「焼き入れがある歯車」は 焼き入れ後に内径等の寸法が歪みで変化します。
(熱処理時の歪み)
ですので、内径公差に入れるために「歯先焼き入れした後」に「内径仕上げ」を行う場合が多いです。
このとき、「内径仕上げ」の為に
あらかじめマイナス目で加工しておかなければなりません。。
↑これは途中の工程
外径は φ42 穴はφ19.8 です。
(焼き入れ後の 内径仕上がり寸法は φ20)
仕上げのために 0.2ミリ残してるってことです。(^^
さてさて、ここで問題になってくるのが、
数40個もあるなら、歯切り加工時に 1個1個 芯だし作業をするのはメンドイですよね…
ですので、あらかじめ ピッタリサイズの 治具バーを作っておくのが普通です。
(ピッタリサイズのバーが無い場合は、外周基準で1個1個芯だし作業)
↑こんな感じの 歯切り用バー
歯切り時は「芯ブレ」が一番の大敵!!!
焼き入れが無い場合は φ20の治具バーで
焼き入れが有る場合は φ19.8の治具バーで
加工するのが効率がいいのです。
もちろん、治具バーを初めセットした時点で、
それの「芯だし」作業は必須ですが…(^^;
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by 鶴城屋
│2006/06/14 00:11
│仕事(加工ネタ)