2006年 8月 28日 (月) 03:19


インボリュートスプラインのブローチ加工の 前加工
by 鶴城屋

先週分記事 書くの忘れてたんで、今更更新ヽ(´ー^)ノ 



↑スプロケットに穴をあけます。

  スプライン穴の場合、下穴=呼び径 となります。

  ブローチ加工の場合、呼び径が「柄の径」になってるものが多いので、
  ここでは もとからあった穴を拡げるために、
  既製品のものに「追加工」しております。



↑くるくるくる〜っと 穴を削ると、はい!加工終了!

  NC旋盤で、スイッチonすれば、約1分ぐらいで穴加工してくれる

 

↑そんでもって、これがブローチ刃の柄の部分

  ここに入らないと、加工出来ません。



↑こんな風に入ればok

  公差としては H8ぐらいかな?
  適度な甘さにするのがポイント(^^:
  (穴の嵌め込みがキツすぎたら、次の作業が大変になる為…)




↑ブローチ刃の 全体図&拡大図

  これをブローチ盤という機械で、一気に引き抜き切削するという仕組みです。

  一番下の写真の拡大図を見ていただけるとわかるかもしれませんが、
  インボリュートスプラインの 歯山の形状になってますね☆
  (これは たしかモジュール2.5だった…)

  この歯山が「柄の入り口」から「出口」に向かって
  テーパー形状(斜めに)なっているのです。

  ですので、油圧の力で引き抜くと「ガッコンガッコン」という音をたて
  切削していくという訳です。

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