2006年 2月 4日 (土) 18:48


中古ホブ盤を買うことになりました!(近年の中古ホブ盤事情)
by 鶴城屋

こんにちは、
先日から 中古工作機械(歯切り盤)を購入商談中だったのですが、
本日正式に注文しちゃいました!━(゜Д゜;)!!!


機械はというと、

ホブ盤(← ホブカッター歯切り盤のことです)で、

メーカーは 「カシフジ」
機種は 「KS−300」
年式は 「1986年式」

ホブ盤にも、旋盤と同じように「NC型」と「汎用型」があります。
今回のものは「汎用ホブ盤」になります。


まず「NCホブ盤」は 中古で滅多に出回らないですし、
出たとしても 1000万以上は軽くします。(←新品で2500万〜4000万ぐらいしますんで)

去年の10月ぐらいに 群馬県のほうで「NCホブ盤」が出ていましたので、
値段を問い合わせたら「1200万+消費税」とのことでした。
(機種は カシフジKL−450でした 3軸NC)

「1200万+消費税 かぁ… うーん、すぐには買えないなぁ…」
と 様子を見ていたら、
1週間ぐらいで 売約済みになってました(はやすぎ…)

自動車関連の好況で ホブ盤が足りないのか(?_?

もしくは 中国あたりのマネーで かっさらっていくのか!?


ともあれ、
中古ホブ盤というものは、機械が多く出回ってないですし、
程度がいいものは あっと言う間に 「売約済み」になるようです。
さらに、
現在の日本のメーカーでは「汎用ホブ盤」は生産しておりません。
全て「NCホブ盤」です。
5年後 10年後は、
「汎用ホブ盤」は ますます入手困難になるでしょう。



今回は購入を決めたきっかけは、

メーカーが「カシフジ」であること。(カシフジが国内トップメーカーです)
機種が「生産式ホブ盤」であること。(生産式とは 自動サイクルが出来るもののことです)
年式が「1986年」という風に 新しいこと。(80年代末期にNCホブ盤へと移行していきました)
金額的にも そこそこ相場の金額だったこと。


などです。


特に 絶対購入しないといけない!という状況ではなかったのですが、
程度がよい「ホブ盤」は なかなか出回りません(><


また、東南アジアや中国などから 日本の中古工作機械の買い付けが ますます多くなりつつあるようです。
海外に出た中古機械が、また日本に戻ってくることは無いでしょうし、
日本の中古機械の流出を防ぐためにも(ほんとか!?w)購入に踏むきりました。


この辺の事情も、
センバンやマシニングセンタとは かなり状況が違います(><

なんといっても
「モノが出回ってない!」
「新品を買おうにも、金額的に手が出ない!」
「さらに、新品を注文しても 納入まで2年待ち!━(゜Д゜!!!」

※ホブ盤というものは 大量生産出来ない機械なのです、カシフジの担当者さんが言ってました
「年間180台しか生産できない、それで その内100台は自動車関連の会社(製造ライン)に行く」


今後、10年20年先を見すえると、
程度が良い中古機械を設備していかないと、対応できない状況に陥るかもしれません。

今回の設備投資が、きっと10年20年後にはプラスになるものと思っております(^^)

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