2006年 5月 17日 (水) 21:40


新型チップ検証1
by 鶴城屋


こんにちは、
先週からやたらミーリング加工ばかりしております、鶴城屋です。
こうなると、
マザックの複合旋盤もう1台欲しいところです、ほんとに(^^;
インテグレックスの5軸制御、いいなぁ。


さてさて、
以前から当ブログにて話題にしております、新型チップ検証 その1




↑外径φ320の材料をゴリゴリ削る

  1個だけですが、φ320を削るのに新型チップを試してみました。

  使用した機械:森精機 SL-250M 10吋チャック
  切削油:湿式クーラント(ソリュブル系)
  材質:S45C
  外径:φ320
  穴:φ110
  周速:230rpm
  切り込み:片肉4ミリ
  送り:0.28
  内容はボス部分(φ320→φ160 長45ミリ)に削る内容

  初めに結果からいうと、
  「かなりいい結果」を出してます(^^)b



↑切り屑を 調べてみた

  思ったより、カール具合が長いかも
  φ200以下を削る部分に入ったくらいから、カールが1巻の好条件になりました。
  φ300程度のあたりだと、もう少し「送り」を上げたほうがいいかも、



↑削り終わったトコロ

  チップ摩耗はありませんでした。

  初めおそるおそる削り開始したところで、いきなり主軸負荷100%オーバーだったので、あわてて停止(´д`;)
  周速を 300rpm→ 200rpmに変更

  送り速度も F0.25で初めやってたんですが、
  切り粉が ”思いの外”巻き付いたんで、
  F0.28に変更しました(途中で

  それで
  負荷80%前後で推移してたんですが、
  φ230以下の削りの辺から、負荷60%〜70%に軽減
  (70%程度なら、片肉5ミリも行けそうな感触です…)


先週から削った感じですと、
切り込みを変えても あまり負荷が変わらないようです(^^;

切り込み2.5ミリで 主軸負荷60%前後
切り込み4.0ミリで 主軸負荷70%前後

切り込み5.0ミリも 余裕で行けそうな気がします。
(S45Cの場合)

あとは量産物をやった場合の摩耗具合を調べたいトコロですね!

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